わたるん家〜Wataru's HOUSE〜

ブログタイトルを変更しました。旧名「小夏パパが書いています。」

【後編】「Garage labs Friday Night Vol.1」に参加してきました

ども。小夏パパ(@wafu_572p)です。

前回の前編に続き、今回はイベントの後半、展示スペースの紹介、懇親会の様子、個人的な感想で「Garage labs Friday Night vol.1」のイベントレポートとさせていただきます。


イベントの模様はUstream録画が有りますので、お時間作って見てみてください。雰囲気が伝わると思います。

Ustream.tv: Garage labs Friday Night 第1回, Recorded on 2013/07/05.
Friday Night vol.1の録画です。

後半に発表されるお二方は、翌日夕方に締め切りが迫ったEvernoteとの連携アプリのコンテスト『Evernote Devcup 2013』の最後の最後の本当に最後の追い込みの中での参加になりました。

そのため、ほぼ(まったく?)寝ていない状況でしたが、心にグサッと刺さるステキなプレゼンが行われましたよ。

では、後半の発表の模様をお送りします!

松浦伸也さん(ISSHO 有限会社たま)

(Ustreamは、1:26:50ごろからです)
松浦さんは、ご自身の会社にiPhoneアプリ事業部「ISSHO」を立ち上げました。

・「ISSHO」の由来。
「いっしょ」と読みますが、「『一緒』にやろうよ!」と「『良いっしょ』」(と言われるモノを作りたい(コレは僕の勝手な補足))のダブルミーニングですね。
※「良(い)いっしょ」ってのは、北海道の方言的言い方です。

三木道山(「♪一生一緒に居てくれや♪」の人)が好きなワケではなかったんですねw

ISHHOのロゴも「アイヌ紋様」のテイストが取り入れられています。

『世界に北海道を発信する』

という目標を達成するべく、日々頑張っておられます。
道産子として「北海道推し」には非常に好感が持てますね☆

最初に紹介するのは、コチラ。

こえタイマー 〜声でお知らせするキッチンタイマー〜 1.0.3
分類: ユーティリティ,ライフスタイル
価格: 無料 (Tama)

キッチンタイマーとして「カップラーメン3分、5分」等あらかじめプリセットされているものがありますが、自由にカスタマイズも出来ます。
松浦さんは、今回のプレゼンの時間を設定して、アプリのデモンストレーションも兼ねてました。
そう言う使い方も出来るんですね。素晴らしい☆
女性を意識した「軽快な動作」「綺麗なデザイン」を兼ね備えたアプリです。
(なぜか、海外で人気だそうですw)

で、プレゼンの時間管理は「こえタイマー」に任せて、もう一つのアプリ(こっちが本題)の紹介です。
(Ustreamは、1:34:00ぐらいから)
Map for TDR 1.3.4
分類: 旅行
価格: 無料 (Tama)

こちらは「東京ディズニーリゾート®」を思い切り楽しむためのアプリになっています。

が!

今回はアプリ自慢をしたいワケでは無く、提供しているアプリ類を通して、今後ISSHOさんが目指して行くところを知って欲しいと言う「変化球的な発表」でした。

僕はてっきり「ディズニーリゾート」を看板にしたことで「ドヤッ!」「売れてるんやで!」的なお話(アプリ自慢)をされるのかと思っていました。
今後目指して行く方向の話を聞いてるうちに、自分の小さな考え方が恥ずかしく思えて来ました。
ホント浅はかな考えで、下衆い事しか頭に無くてすいません。

正直、今回の発表の中で一番のインパクトを受けました。

アプリの方は、リゾート内のマップ(すべてIllustratorで書き起こした!)はもちろん、現在地を表示(コンパスで画面もぐるぐる出来ちゃう)、各施設の詳細、アトラクションの待ち時間もリアルタイムで確認出来ます。目的別で検索できたり、アトラクションや施設のお気に入りを登録しておいて、施設を巡る順番を押さえておいたり、同じアプリを使っている人同士で情報交換できたりします。(グリーティングの位置情報を共有したりも)まだまだ書ききれない程の多機能ぶりにも関わらず、旧機種のiPhone3GSでも問題無く動くそうです。

僕はディズニーとかって興味が無いのですが、ディズニーガイド的な本を買うよりも最新の情報が入手できそうですし、iPhoneだといつでも気軽に確認できますもんね。

ここまで気軽に使えて便利なアプリなのですが、実は

ディズニーのアプリが作りたくて作ったアプリじゃない!

というお話なんです。

本当にやりたいのは地域の観光を支援していくこと。

TDR MAPの先にあるもの

地域密着型観光アプリ
・地域の人に地域を紹介してもらう。
・情報の発信は当事者(観光協会とかイベントの実行委員会とか?)にしてもらう。

リアルタイム情報化
・今欲しい情報を手に入れる。

・ガイドマップ等に載ってる「お決まりの観光地」に行ったところで、皆が皆楽しめるのか?
・旅行会社のパッケージングも地元の人にしてみたら「そこじゃなくね?」的な部分もあるしょ?

じゃあ、なぜTDR MAPを作ったのかと言うと......
非常に分かりやすいサンプルが取れる。
と言うこと。
ディズニーリゾートの来園者をちょっとググったら、2011年度で約69,000人/日ですって。※WaFu-NOTE調べ。

そのため、アプリはディズニーリゾートのためだけに特化した作りでは無く、マップの部分も簡単に置き換えが出来る用に作っているので、自治体等から「ウチのMap作ってよ」と言われても、マップ部分の絵さえ起こしてしまえば、必要な情報は当事者(自治体等)の方にアップしてもらう事で、
・より新しく
・より楽しく
・より便利な
観光マップが作れます。

そうです!ディズニーは地域密着型観光アプリへの踏み台なのです!!!(松浦さんの発言ではありません。僕個人の感想です)

TDR Mapを始めとしたアプリ群を通じて、大手の会社さんとコラボしながら、松浦さんが持っているユメをカタチにして行くためにISSHOとして全力で頑張っています!とのことでした。

僕には何のアイデアも技術も有りませんが、お酒でも飲みながらお話を聞いてみたいです。
「うわ、スゲー!」「マジっすか?!」としか言えないと思いますけどw

この他、Evernote DevCupに参加したアプリ「AUTO DIARY」の紹介もありました。

発表時間が無かったので「こんな感じです」ぐらいな軽い紹介でしたが、こちらもなかなか楽しみなアプリですね。
ライフログに革命が起きるんじゃないでしょうか。
もう間もなく登場の予定です。

松浦さんにきちんと話を聞いたことがあるわけでは無いのですが、今回の発表で「自分のユメをカタチにするために着実に進んでいるんだなぁ」と強く感じました。

あ、発表の頭で設定した「こえタイマー」ですが、ケーブルを繋ぎっぱなしにしていたので、音声通知がされていませんでしたwww
なので、Ustreamの中でも通知の様子は流れません。
アプリは無料ですので、ぜひお試しください。

さぁ!発表の最後はラッコの人が登場です!(ラッコなのにトリとは、これいかにw)

若林大吾さん(rakko entertainment)

(Ustreamは、1:50:00ぐらいからです。)
若林さんと言いづらい(打ちづらい)ので、ここでは普段通りに「frnkさん」と表記させていただきます。

4月にシンガポール、6月にWWDC参加のために訪米と国をまたいで活躍中の我らがfrnkさんです。
自作アプリ「Fast Ever」のTシャツを着ての登場でした。
FastEver - 素早く簡単にEvernoteにメモ 1.9.11
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \170 (rakko entertainment)

プレゼンの規模も場数も経験豊富なので、非常に安定感があるプレゼンが行われたと思います。
今回、僕が個人的に気になっていたのは、frnkさんの右手人差し指に光るプレゼンツール(で良いのかな?)の「KOKUYOの「黒曜石(kokuyoseki)」」です。

僕自身は使う機会は無いと思いますが、非常に心惹かれるアイテムでした。

実質、両手がフリーな状態でスライドの進行ができるアイテムなので、frnkさんは身振り手振りを相当意識してプレゼンを行っていたのでは?と推測します。

先ほどの松浦さんと同様に自己紹介から始まりましたが、「1982年に富山県富山市に生まれまして....」と生い立ちから始まるとは思いませんでしたw

・アプリ製作に心がけていること。

現在、rakko entertainmentとして、アプリを作る上で目標としている事があるそうです。それが、

普通の人が

簡単に使える

シンプルでパワフルな

アプリケーション

発売当初はギークな人、新しもの好きな人が持っていたiPhoneを、今では老若男女が生活の一部として普通に使っている。
その「普通の」人でも、簡単に使えるシンプルでパワフルなアプリケーションを作りたい。とのことでした。

そしてその想いは、既にアプリとしても発表されています。

・かんたん共有カメラ

かんたん共有カメラ for Facebook, Twitter, Instagram, LINE 1.4
分類: 写真/ビデオ,ソーシャルネットワーキング
価格: 無料 (rakko entertainment)

「名は体を表す」と言った感じの説明不要なアプリですね。
と、デモンストレーション開始。

<シンプルな部分>
・アプリで撮った写真を、mail、Twitter、Facebook、instagram、LINE等に直感的に即シェア出来る。

そして、通常ですとカメラアプリで撮った写真はカメラロールに自動で入ってしまいます。

が、

この「かんたん共有カメラ」で撮った写真は「保存ボタン」を押さないとカメラロールに保存されません。
残しておきたい写真だけを保存できる。と言うことです。
ネタ的な投稿に添付した写真をいちいちカメラロールから削除する手間が省けますね☆

<パワフルな部分>
・多彩なエディター機能も入っているので、「撮って出し」と言うだけではなく、凝った写真も作れます。

確かに『シンプルでパワフルなアプリケーション』ですね。

そして、次の「シンプルでパワフルなアプリケーション」は.....

・ 新作メモアプリ

純正のメモアプリは、使いやすいんだけど、

・シンプル
・機能が少ない
・一覧性が悪い(一覧で見ると最初の一行しか見えない)

と言った不満点が。

でも、App Storeには数多くのメモアプリがあるじゃないっすか!

それらは、ノートブックやタグと言う風に分類しなきゃいけなかったり、タイトルを付けなきゃいけなかったりと、「普通の人」は難しさや面倒臭さを感じてしまう。

Evernoteを知り尽くしたfrnkさんでも、最近は「検索したら出てくるからいいや」と、タグを付けたりノートブックに分けたりはしてないそうです。

そんなノート機能をもっとシンプルに。と開発されたのが、こちらの新作メモアプリ
・NoteCube

frnkさん、日産党?www

・デザインは「ほぼ iOS7!!!」今のOSでもiOS7な気分が味わえるwww

<シンプルな部分>
・サムネイルがグリッド表示されるので、一覧性が高くノートが探しやすい。
・ノートをSNSの様にタイムラインで表示できます。
・シンプルに「文章」と「写真」のみの取扱い。
(ノートブック、タグ、タイトルと言ったモノは無い)

<パワフルな部分>
・アプリで作ったノートは、Evernoteにバックアップ出来る。
・Evernoteとの連携により「画像内文字認識」も!

こちらは、最初に紹介した「Evernote Devcup」への参加アプリです。
間もなくリリースされる予定ですので、お楽しみに!
(8/28追記:リリースされてます。)

NoteCube 1.0.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \100 (rakko entertainment)

展示のご紹介を。

アプリ開発者の皆さんの発表の他にも、会場の展示スペースにてクリエイターさんによる作品の展示が行われていました。


こちらは 「篠原 彩花(イロドルハナ)」さんのアクセサリーです。

普段はWebデザイナーさんをやっておられるそうですよ。

「えのきのこ」さんは、オリジナルグッズと漫画を展示、販売していました。

「Cocominap」の田宮さんは、自作ゲームアプリ「New Super Triller」の展示、試遊をされていました。

New Super Triller ニュースーパートリラー 1.1.2
分類: ゲーム,ミュージック,キッズ,ミュージック
価格: 無料 (Tokihiko Tamiya)

ゲームの場合は、発表でデモンストレーションをするよりも、実際に触ってもらった方が分かりやすいですもんね。

このように、「作品を見てもらいたい」「人前で発表するのは苦手」「実際に触って欲しい」と言うものをお持ちの方は、展示スペースを活用して、イベントに参加してる皆さんにアピールすることができます。

懇親会。

すべての発表が終わると、懇親会が行われました。

発表された方に直接質問してみたり、展示コーナーでお買い物してみたり、会場には軽食や差入れの飲み物、お菓子がありましたので、ちょこちょこつまみながら名刺交換だったり情報交換だったりが行われていました。

感想とか。

恐らく参加された方の大半は、IT関係のお仕事に就かれている方なんだろうな。と思います。

そのような場所に趣味の延長でブログを書いている僕が「メディア(ブロガー)枠」で参加するなんて、恐れ多くて萎縮気味でしたが、始まってみると、あっという間の3時間でした。

今回のイベントでアプリ開発者さんの発表と言うのを初めて見たのですが、アプリの内容や使い方と言った単純なモノでは無く、開発に至った背景や想い、裏話などに強く感銘を受けました。

言葉のチョイスが正しいか分かりませんが、

『「デジタル」って冷たく感じてしまう事もある言葉だけど、
作り手さんの「ハートフル」な温かさ(想い)に触れる事で、
アプリのアイコンも違って見える』

風に印象が変わりました。
これは、僕的にかなり新しい発見でしたね。
有名だったり、世界中で使われているアプリが札幌から出ている事にも驚きました。

スゲーよ、札幌。


今回発表された皆さんはiOSアプリの開発者さんでしたが「Garage labs Friday Night」はiOS関連に限られたものではありません。
始まったばかりのイベントですので、まだ決まったカタチにはなっていないと思います。

気になった方は、主催のガレラボさんに「アレは?」「コレは?」と、どんどん提案してみてください。何気無いことでも積極的に声を出すことで、参加する皆さんが楽しく有意義なイベントになって行くのでは?と期待しています。
公式Twitterアカウント(@Garage labs
Facebookページ(Garage labs

ひっそりと「i喰らう道」の紹介チラシも置かせていただいたりしてましたw

・次回からは満員御礼必至か?!

次回開催は8月2日(金)20:00〜の予定です。
初開催の今回でも、会場はほぼ満席でした。(50人弱?)
次回からは参加登録も難しくなるんじゃないでしょうか。そんな人気イベントになりそうな気がします。

でも、大丈夫。
今回もそうでしたが、懇親会以外のイベント内容はUstreamで生配信されています。そして、会場ではモニターに参加者やUstream視聴者からのツイート(ハッシュタグは #garagelabs)がストリームで流れています。(もちろんFalcon使用)

参加登録が出来なかった方、札幌に来られない方、札幌の動きが気になる各地の方も積極的にイベントに参加する事が出来ますね。
また、Ustreamは録画もありますので、リアルタイムに見られない方もイベントの内容は把握出来るんじゃないでしょうか。

毎月第一金曜夜!北海道から全世界を目指すクリエイターの祭典「Garage labs Friday Night Vol.1」まとめ - Togetter
イベント中のツイートがtogetterにまとめられています。

Ustreamを2時間も見る時間が無いわ!と言う方には、イベントレポートで概要を把握することもお勧めします。

『ガレージラボフライデーナイト Vol.1』感想まとめ@札幌住むなら行きましょう | くすぐる
「くすぐる」さんのレポート。

Garagelabs FridayNight vol.1にいってきた! | Prof.Duo的日々
「Prof.Duo的日々」さんのレポート。

【編集後記】札幌発のアプリ発表イベントに参加しました – iをありがとう
「iをありがとう」さんのレポート

会場では数名の方と名刺を交換させていただきました。

実は、今回のイベントに間に合わせるように「名刺入れ」を作って、それに合わせて名刺のデザインも変更してみました。
名刺入れ、見せた方にはかなり好評でしたよ。

という事で、次回の更新は久しぶりに「モノづくり」の記事になりそうです。

では、次回の更新まで、ごきげんよう〜。