「Parrot Bebop Drone」到着前の準備。
ども。小夏パパ(@wafu_572p)です。
4月3日から日本国内での販売が始まった「Bebop Drone」の購入予約をしたのは以前記事にしました。
wafu-note.hateblo.jp
ところが軒並み品薄状態なようで、未だビックカメラ.com から発送になった旨の連絡が来ていません.....
予約時は「入荷次第発送」だったのに、今は『次回入荷未定』って....ビックカメラ.comの表示が「5月下旬以降出荷予定になってる....(4/9追記)
現在、僕の予約分がいつ頃の入荷なのか、もしかしたら未定の「次回入荷分」に入ってしまっているのか問い合わせています。
今はいつ発送されてもいいように「Bebop Drone」を迎える準備をしているので、ご紹介します。
取扱説明書を熟読。
Bebop Droneはまだ届いていませんが、Parrot社のHPからBebop Droneのユーザーガイド(取扱説明書)がPDFでダウンロード出来るんです。
こちらからどうぞ。
僕はダウンロードしたPDFをiBooksに入れて、時間がある時にiPhoneやiPadで見ています。
「Bebop Drone」はiPhoneやiPadでアプリを通じて操縦するのですが、操作の種類も3パターンほどあったり、右利き左利き用の設定があったりしました。HPの製品紹介よりも突っ込んだ情報が得られます。
Bebop Droneが届く前のイメージトレーニングをするのにもオススメです。
DC/ACコンバーターの購入。
Bebop Droneには電池パックが2個同梱されています。
仕様説明では、電池パック2個使用時の飛行可能時間は22分となっています。
電池パックは1個しか搭載できないので、1回の飛行可能時間は10分ほどと考えるのが妥当でしょう。
そして、電池パックの充電にはコンセントが必要になります。
空撮は主に屋外で楽しむ方向で考えていますが、北海道内の移動は車で1時間や2時間なんて普通の世界ですので、2時間かけて目的地に着いて20分撮影して2時間かけて帰る。なんて切なすぎるし、かと言って行く先々で貸してもらえるコンセントを探すのも難しいと思います。
そこで、車のシガーソケットから家庭用電源を取れるコンバーターを購入しました。
これがあれば車で電池パックの充電が出来るようになるので、目的地Aから目的地Bに向かっている間に充電したり、空撮した動画をMacBook AirやiPadで編集している間に次の撮影用に充電しておいたりできるようになると思います。
とは言っても、電池パックを一つ充電するのに1時間ほどかかるみたいなんですけどね。
充電器は1個しか同梱されていないので、2つ充電するのに2時間.....
単純に予備の電池パックを幾つか購入すれば楽になるんでしょうけど、今のところはメーカー純正の電池パックの国内販売は始まっていないんです。
Amazonで並行輸入品とか中国製のは見かけるので、背に腹は変えられない状況になりそうな予感も...。
電池パックを換えながらの連続飛行も本体やモーターの負担を考えるとどうなんでしょうね。
その辺は実際に使っていく中で気づいたり、メーカーに確認を取ったりしようと思います。
「ラジコン保険」と「個人賠償責任補償特約」
Bebop Droneの日本での発売を知った時に真っ先に調べ始めたのが『保険』でした。
WiFiの電波を使って無線で飛行させるので、電波の混線や切断で墜落する可能性は 十分に考えられます。
「墜落して壊れちゃったー」なら笑い話になるかもしれません(本人は笑えないだろうけど) が、通常飛行や墜落で他人もしくは他人の財物に損害を与えないとは言い切れません。
極端な話、ドローンの墜落で死亡事故が起こってもおかしくないんです。
ここ数年では東海地方で街の真ん中にドローンが墜落したニュースもあったような気がしました。(特に被害は無かったんだっけ?)
また、ドローンではなく自転車の話ですが、ぶつかった相手を死なせてしまった際の賠償金が9000万円超って判決が。みたいなニュースもありました。
同じ事がドローンでもあり得るんですね。
で、僕が調べた結果、2パターンの保険がありました。
※僕は保険のプロでありません。以降の説明や言い回しが間違っている部分があるかも知れませんので、詳しいことは然るべき団体、会社にお尋ねください。
・「ラジコン保険」
これは、イメージしたまんまでラジコンの使用中に生じた賠償責任を補償してくれる保険です。
『(一般財団法人)日本ラジコン電波安全協会』で案内されています。
RCK 一般財団法人 日本ラジコン電波安全協会
・支払限度額は1億円(1事故につき)
・免責金額(自己負担金)は5万円(1事故につき)賠償額から免責金額を引いた金額が保険金として支払われます。
・引き受け保険会社はAIU保険会社。
・保険料 ラジコン操縦士の新規登録/更新の費用(4,500円)に含まれています。(月額にすると200円ほど。2年更新)
※注意点
「ラジコン保険」への加入は「ラジコン操縦士」の登録が必須になるので、『ラジコン保険のみに加入』ということは出来ない。
一つ気になったのは、スマホ・タブレットで操作するドローンは「ラジコン」に含まれるのか?「ラジコン保険」の対象なのか?と言うことだったのですが、問い合わせたところ
『特定のラジコン機種がラジコン操縦士及びラジコン登録の対象から外れることはありませんので、
ドローンでも保険の対象となります。』(問い合わせメールの回答から一部抜粋)との回答をいただいたので、ドローンでもラジコン保険への加入は出来ると言うことでした。
・「個人賠償責任補償特約」
こちらの方は、自動車保険にオプション的に追加できるものでした。
昨年の自動車保険の更新時に担当のセールス氏と世間話しているときに教えてもらったものです。
保険会社によって扱いが違うと困るので詳しくは書きませんが、僕の自動車保険の「個人賠償責任補償特約」では、
記名被保険者やそのご家族等が国内外での以下のような事故により、他人にケガ等をさせたり、他人の財物を壊して法律上の損害賠償責任を負う場合に、1事故について保険金額を限度に保険金をお支払いします。
●日常生活に起因する偶然な事故
●記名被保険者が居住に使用する住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故
とあります。
『日常生活に起因する偶然な事故』ってのがものすごく曖昧な表現ですが、事例としては、
・自転車を運転中、あやまって他人と接触してケガをさせてしまった。
・買物中、あやまって商品を落として割ってしまった。
・飼い犬が散歩中に、他人に噛みつきケガをさせてしまった。
・ゴルフのプレー中、打ったボールが他人に直撃し、あやまってケガをさせてしまった。
と言った内容です。セールス氏曰く、「大抵何でも出ますよw」って。
・支払い限度額は、国内-無制限 国外-1億円(1事故につき)
・免責金額 表記無し。
・示談交渉付き。
・月の掛け金は自動車保険にプラス100円ほど。
個人賠償責任補償特約には賠償事故解決に関する特約が自動セットされ、国内での事故(訴訟が国外の裁判所に提起された場合等を除きます。)に限り、示談交渉は原則として『保険会社』が行います。
これも、ドローンが原因となる事故を起こした場合に補償の対象になるのか問い合わせました。
回答は、
一般的に、個人の方が趣味でラジコン飛行機を操作中の事故により車や
人、建物にぶつかり法律上の損害賠償責任を負った場合も本特約の
補償の対象となります。(保険会社の回答から一部抜粋)
とのことで、ドローンでも補償特約の対象になることが分かりました。
『業務使用』と『個人使用』
「ラジコン保険」と自動車保険の「個人賠償責任補償特約」がドローンでの事故を補償してくれることは分かりましたが、両者とも問い合わせの回答に但し書きがありました。
それは、
『業務での使用は保険の対象外となっております。』
『ラジコン飛行機を業務に使用する場合は本特約の補償の対象となりません。』
と言うことです。
Bebop Droneは個人で空撮してYouTubeとかに公開して「楽し〜い♪すご〜い☆」ってしたかったので、業務用云々は関係ないと思っていました。
が!
YouTubeで公開する動画に広告が出るように設定して広告収入が発生したら、金額の大小に関係無く『業務用での使用』に含まれちゃうんじゃね?
って、思ったんです。
いざ、何か事故が起こって保険会社と話し合いになった時に「あ、これは業務使用となってしまうので、保険(補償)の対象にはなりませんねぇ。」なんて言われたら、人生詰んじゃいますからね。
・聞いてみた。
『動画を動画投稿サイトなどに投稿する際に広告を付ける事が出来て、その場合に広告収入が発生することもあるのですが、それは「業務用」の範疇に含まれるのかどうかをお聞かせいただきたいと思います。(個人名義のアカウントへの投稿になります)』
『動画をYouTube等に投稿する際に動画内に広告をつけた場合に個人でも広告収入が発生するのは「業務用」と言う解釈に含まれるのか回答をいただきたいです。』
こんな感じで。
・回答。
『広告収入が発生するのでしたら業務使用に該当するものと考えております。』
『広告収入を目的とした(広告収入が発生する)動画撮影の際に生じた事故については、業務使用にあたり「個人賠償責任補償特約」の補償の対象とならない可能性がございます。』
どちらも回答のメールから一部抜粋。
なるほど。YouTube等に動画を投稿する際には、動画内に広告を付けない方が良いのでしょうね。
・ここでも但し書きが。
両者の回答も「広告収入が発生するなら業務使用だねー」って事でしたが、両者揃っての但し書きが。
『実際に事故が起きた場合の対応や判断は保険会社が行っておりますので、(以下略)』
『なお、実際に業務使用にあたるか否かについては、事故が起こった際の使用状況等に応じて個別に判断させていただきます。』
結局、事故が起こってみなけりゃ判断できないよ。ってこと?
う〜ん...なかなか曖昧な表現ですが、どうなんでしょうね。
ドローン保険(産業用無人ヘリコプター総合保険)
こんな保険も登場するそうです。
http://m.jp01.net/news-83389.htmlm.jp01.net
この場合は、Bebop Droneの様なホビー的なドローンじゃなくて、物を運んだり、農薬散布したり報道撮影するような「マジ物」ようの保険でしょうけど、今後ホビー的な位置付けのドローンが増えてくると個人用のドローン保険も登場するかも知れませんね。
疑問点はたくさん。
技術が先行して法律が追いついていないのが現状ですので、ドローンで遊んでいても知らず知らずのうちに法に触れてしまうこともあるかもしれません。
僕は法律に疎いので、いろいろ探してみたら、ドローンと現行法の関連について書かれたものを見つけました。
www.mc-law.jp
「迷惑防止条例」「道路交通法」「航空法」など聞いたことのあるような名前が出てきます。
安全に楽しむためにも、キチンとした法整備が求められますね。
個人的には、
・機体が見えなくなるほど離れない。
・混雑した場所で飛ばさない。
・イベント(祭りなど)を撮る時は責任者(実行委員会とか)に確認、許可をもらってから。
・いろいろな面で無理をしない。
ぐらいの個人ルールは最低でも守っていこうと思っています。
法律が追いついていない分、個々のマナーや心がけが大事だと思います。
ってかさー、僕のBebop Droneはいつ発送されるのー?????
では、次回の更新まで、ごきげんよう~。
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と言うような使い方を模索してみようと思います。